●シークロス


●シークロスT型

●シークロスR型

●シークロスS型

 

●シークロスS突型

　近年、植物や海藻など、またそこに住む生物が自然環境の維持保全に果たす影響の大きさが見直されてきました。河川や海岸の防護工事においても、それらの防護機能を維持しつつ自然にも優しい製品の開発が望まれるようになってきました。
　弊社の取扱製品に藻場造成用の"クロスブロック"があります。クロスブロックは、海藻類の着生・繁茂に重点を置き、水産有用生物の供給場を創生することを目的として開発された製品で、その効果は十分に実証されてきました。これまでにも、クロスブロックを被覆・根固めブロックとして使いたいとの要望を多くいただいておりました。そしてこの度、そのご要望にお応えするために改良し誕生したのが"シークロス"です。
皆様のご愛顧を何とぞよろしくお願い申し上げます。

●特徴
・従来のクロスブロックの特徴をそのまま兼ね備えています。
・ブロック下部に空隙を設けることで、揚圧力を低減させます。
・重心が低いので、安定性が優れています。
・施工面積当たりの使用個数が少なく、経済的です。
・ブロック製作・施工が簡単です。

河川で使用する場合でも、他のブロックや石材等と比較して陰影部分に窪みが多く、水棲生物の絶好の生息場所となります。また、ブロック側面は凹凸が大きくなっており、水勢を低減させる効果も増大します。

●用途
・港湾・漁港工事・・・混成提基礎マウンド被覆工・傾斜提被覆工・
　　　　　　　　　　 　護岸消波工・根固工など
・海岸工事・・・・・・人工リーフ・離岸提工・根固工など
・河川工事・・・・・・根固工・護床工・帯工・落差工・床固工など

 

シークロスＲ型はシークロスよりも更に占有面積を大きく取る構造(経済性向上)に改良したブロックです。
河川の根固工、護床工などの使用に適しています。

●シークロスR型の特徴
・単位面積当たりの使用個数が少ない並列配置と、空隙を抑えたかみ合わせ
　配置が可能です。
・型枠面積が少なく経済的で、コンクリート打設・脱型が容易な形状のため
　施工性が向上します。
・上面の面積が広く、現場条件に合わせて植石などの加工が可能です。

 

シークロスS型はシークロスの構造を単純化したブロックです。
製作時のコンクリート打設・型枠の組立解体が容易な構造となっています。
河川の根固工、護床工等の使用に適しています。

●シークロスS型の特長
・シークロスと比較して被覆面積が大きく確保でき、経済性が向上して
　います。
・型枠面積が少なく経済的で、コンクリート打設・脱型が容易な形状のた
　め施工性が向上します。
・上面の面積が広く、現場条件に合わせて植石等の加工が可能です。
・上面に突起構造を有する層積用タイプもあり、広い用途で使用できる
　ブロックです。

 

シークロスS突型はS型の上面に突起構造を追加した形状です。
層積み配置を行う際のかみ合わせが向上しています。
河川の帯工、根固工、床固工、護床工等の使用に適しています。

●シークロスS突型の特長
・脚部に合わせた突起形状を持ち、層積み配置を行う際のかみ合わせ
　効率が向上します。
・外郭が正方形であるため、かみ合わせ方向を選択できます。

■諸元表
詳しくは諸元表ページにてご確認ください。【諸元表ページへ進む】

シークロスの種類